朝日レントゲン

Company会社情報

2007.01.01

社会・地域

2007年フィリピン歯科診療ボランティア

(一番左が私)

当社は愛知学院歯学部同窓会主催のフィリピンボランティア活動に今年も参加しました。この活動は1997年より実施されており、当社は2002年8月から参加させていただき、今年で5回目の参加となりました。

今年も去年と同じく、マニラからバスで約5時間走行した場所にある、モンテマールと言う名の地方都市で、特に貧しく歯科診療が受けられない地区を中心に活動しました。総勢32名で、団長は口腔外科栗田教授、副団長は歯学部同窓会長であられる井上峰雄先生でした。

到着した5月3日は夜遅かったため休養をとり、4日早朝から仮診所の設営にとりかかりました。
レントゲン班である私は、農園で借りた倉庫の片隅に奥村技師長と材木をかき集め、持参した防護カーテンをはり、2時間ぐらいでX線室の設置準備が完了しました。その頃には、歯科診療が受けられると聞きつけた住民の長蛇の列がみられました。まわりを見渡すと治療班、外科班も準備が整い、診療の開始となりました。

気温と湿度が年中高く、過酷な条件の中で診療は行われますが、毎年の訪問で治療を待ちわびている患者さんも多く、幼い子供、若い男女、お年寄りの方と3日間で180枚の撮影を行いました。自社製品であるレントゲン装置(携帯用X線撮影装置KX-60)を持参して参加させていただいてから、レントゲン撮影による診断が開始されるようになり、先生方にも「精密な診断ができる」と喜ばれております。過去最高の撮影枚数は3日間で285枚の撮影を行った記録があります。

治療が終了すると、全員が喜びにあふれた笑顔で感謝の気持ちを伝えてくれます。過酷な条件下での診療ではありましたが、彼らの笑顔が苦労や疲れを忘れさせてくれました。

また、毎年思うことですが、毎日診療に明け暮れ、やっと取れる休暇を全て犠牲にして参加される先生方のエネルギー、またその原動力である地球上から医療を通じ、貧しい人を救いたいという強い思いに感動しました。このような先生方に当社も微力ながら、引続き協力していきたいと考えております。

名古屋営業所 所長 八木 昭大

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