アーム型X線CT診断装置
SOLIO XZII
IMPROVED IMAGE QUALITY
新型センサーの搭載により、パノラマ・CT画像が更にクリアになりました。
パノラマ画像は、患者さんのフルマウスのスクリーニングに、CT画像は、3Dで歯牙や骨の形状をあらゆる方向から詳細に確認できます。
歯科診療の基本となるパノラマ画像の改良、詳細診断のためのCT画像の改良により、“みえるをかえる”ことが実現しました。
パノラマ
パノラマ撮影に最適化したセンサーを搭載
新画像処理の適用
ラチチュードを広くし、各部位が観察しやすく、
画像診断を容易にしました。
焦点合成
複数の断層面のパノラマ画像を合成することにより、
画像のどの部位でも、より輪郭が明瞭となるような
画像処理技術を搭載しています。
トモシンセシス
トモシンセシスモードのパノラマ撮影では断層幅30mmのデータを取得し、撮影後に前歯部のボケを適切な表示に調整できます。
位置付けのミスが起きたとしても再撮影することなく、より鮮明な画像を生成できます。
※小児では、パノラマ画像データの取得領域が異なります。
-
断層幅30mmの領域の
画像データから、
最適な断層位置の画像を自動表示します。 -
パノラマ撮影軌道を前歯部領域と左右臼歯部領域で調整でき、
患者さんの歯列形状にあわせた画像を表示することができます。
※保存した軌道の修正はできません。 -
1mm間隔31枚画像データから、
より鮮明な画像を表示できます。
デンタル切出し
●10・14枚法でのデンタル画像の切出しができます。
●切出し領域の設定や画像の修正ができます。
CT
12秒で高精細CT撮影
360度フルスキャンCT撮影時間は12秒。
180度CT撮影時間は6秒。
朝日レントゲン史上最短ながら、高画質を実現しました。
撮影モード・撮影範囲(FOV)
φ51×55(H)mm
ボクセルサイズ:100μm
φ98×100(H)mm
ボクセルサイズ:177μm
鮮明な画質を実現する「360度撮影」
金属によるアーチファクトを低減するために、
360度回転する撮影方式を導入。撮影回転角度が大きいほど
アーチファクトによる画像への影響を抑え、
シャープで高精細なCT画像を提供します。
※患者さんの位置付けによっては270度の場合もあります。
第三大臼歯根尖までカバーできるFOV(Iモード)
NEODYNA MAR (金属アーチファクト低減)オプション
独自のMARアルゴリズムにより、インプラント等による金属アーチファクトを低減することが可能です。
360度撮影と合わせて、アーチファクトの影響がより少ない画像を得ることができます。
NEOSMART標準装備
シャープ
散乱線補正
スムース
ビームハードニング補正
インプラント体間のアーチファクトを低減させます。
部分再構成機能
撮影したCT画像を再撮影することなく、
関心領域の高精細な画像を得ることができます。
通常撮影時 | 部分再構成 適用後 | |
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Dモード | ∅51×55(H)mm ボクセルサイズ:100μm |
∅40×50(H)mm ボクセルサイズ:75μm |
Iモード | ∅98×100(H)mm ボクセルサイズ:177μm |
∅51×54(H)mm ボクセルサイズ:100μm |
∅40×50(H)mm ボクセルサイズ:75μm |
樋状根(右側第二大臼歯)・埋伏智歯
根尖性歯周炎
埋伏過剰歯
ワンショット セファロ
*SOLIO XZII maxim/セファロ付仕様
朝日レントゲン史上最高画質のピクセルサイズ76μm
ピクセルサイズ76μmの新しいセファロ用フラットパネルセンサー(FPD)を搭載することで、
大幅に高精細となり、より細やかで、診断しやすい画像の撮影が可能になりました。
ラインペア※(解像度)も、前機種のFPDに対して約1.7倍向上しています。(当社比較)
※1mm当たり、何本の黒と白のラインが識別できるかを示す単位
1秒以下のワンショット撮影
わずか1秒以下のワンショット撮影により、患者さんの体動によるブレが生じにくいため、鮮明なセファロ画像が得られます。また、撮影時間が短いため小児の患者さんの負担軽減につながります。
さらに、ラインスキャン撮影で起きやすいセンサーと肩の接触によるブレもありません。
セファロ 1.0秒(側面)- センサ横使用
スキャン方式との比較
セファロ 1.0秒(正面)- センサ縦使用
手根骨 1.0秒 ※オプション
快適な撮影環境
独自のヘッドサポート&グリップ・CTポジションシステム等の様々な機能により、
患者さんにもオペレーターにも負担のかからない快適な撮影環境を実現します。
- かんたん&快適なCT撮影エリア設定
-
かんたんな操作で患者さん・オペレーターに負担をかけずにCT撮影が可能です。
自動撮影エリア設定
PC操作でCT撮影エリアを選択することで、
装置が自動的に撮影位置に移動し、
水平方向での位置付けを患者さん導入前に行うことが可能です。予備撮影機能
CT撮影エリアの前後・左右・上下方向で撮影位置補正ができる
予備撮影機能により、CT撮影エリアを正確かつ確実に設定できます。
設定後は、撮影機構が自動的に補正位置へ移動し、
目的の診断領域を確実に撮影できます。
撮影位置設定ミスによるCT再撮影を防ぎます。
- 正しい位置付けのパノラマ撮影を可能にする独自のヘッドサポート&グリップ
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頭部固定に加え、胸部2点を固定する7点支持により、優れたホールド性によるブレの少ない画像と、頸椎が伸びた正しい状態でのパノラマ撮影が行えます。
また、撮影モード別でのパーツ付け替えを極力減らすことで、スムーズな位置付け作業を可能にしました。
- CTポジションシステム
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患者さんの導入後、CT撮影機構の上下動をワンタッチで操作できます。
患者さんを動かすことなく100mm幅のCT撮影エリアの上下調整が行えるため、患者さんとオペレーターの負担を大幅に軽減します。
省スペース・安心・安全
省スペースに設置可能で、長期にわたって安心・安全に運用できるソリューションを提供します。
- 省スペース・コンパクトCT装置
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立位・座位に対応する780mmストローク
780mmの装置上下ストローク幅により、
立位・座位・車いすなど幅広く対応が可能です。省スペース・コンパクトCT装置
朝日レントゲン史上最小サイズのCT装置でSOLIO XZⅡは1.5m四方、SOLIO XZⅡ MAXIMは横幅2.1m・奥行1.5mのエックス線室に設置が可能です。
- LEDライトでナビゲートする操作パネル
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装置の昇降、撮影開始位置への装置回転部の移動、位置付けビーム移動など、必要な操作ボタンは見やすく使いやすいデザインの操作パネルに集約されています。撮影手順に従って操作が必要なボタンをLEDライトの点灯でナビゲートします。
- コンパクトセンサー&ワイドアーム
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センサー下部の省スペース化とワイドアーム設計により、撮影時に装置回転部が患者さんの肩に接触する可能性を最小限にします。
- 安心&安全の保守サポート
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全国9か所の営業拠点と専用サポートセンターにより、万が一の故障やトラブルに対応できるサポート体制を構築しています。
朝日レントゲンが、安心・安全に長くご使用いただける診断環境をご提供します。
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