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日本歯科放射線学会第60回学術大会への参加

弊社は614日~16日にかけて日本大学歯学部本館にて行われた、

日本歯科放射線学会第60回学術大会に参加いたしました。

 

 

今回は60回という節目という事もあり、

すでに現役を退かれた有名な先生方も多数お見えになっていたようです。

2日目の夜には学会参加者による懇親会が開かれました。

 

 

開催場所が日本大学という事で、有名な日大のチアリーディングチームの演技も披露され、盛大に盛り上がりました。

 

 

さて学会の方ですが、レントゲンの分野におきましては歯科用CTの出現、

歯科業界的にもCAD/CAM3Dスキャナーが一般化するようになって、

現時点では技術的に出尽くした感があります。

 

 

今回の学会の演題につきましても、

既存の装置をどのように有効に使うか、どのように改良するかといった事がメインになっていたように思います。

 

 

そういう意味では技術的には冬の時代であると言えましょう。

 

 

ただし、そうした冬の雪解けが期待できる演題も数多く見られました。

 

 

特に医科分野では急速に進歩しておりますAIを用いた

画像診断等の演題(ポスターセッションを含む)徐々に増えてきている事は注目すべき点だと思います。

 

 

しかし、これらを実用化するためには、たくさんの学習用の画像が必要になりますが、

画像を利用する際には患者様の同意が必要となりますので、容易に集める事が困難です。

 

 

またAIを用いたソフトウエアにつきましても、

日本では薬事法をクリアするための基準が明確でないため、商品化はもう少し先になると思われます。

 

 

一方米国では有用に使えるものはすぐに市場に出すという考え方のもと、

日本に比べると容易に商品を市場に出せるようでして、

こういった点において、日本は遅れをとっていると思われます。

 

 

AIを用いたソフトウエアの研究をされている先生方には、是非とも頑張って頂きたいと思います。

 

 

歯科医療技術の冬の時代が過ぎ去り、来る春に期待する思いです。

 

 

20196

マーケティング部 服部政幸

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