Cases導入事例
3D X線CT装置「Alphard Series」導入事例
医療法人社団うめや歯科クリニック様
村住 彰彦先生
院長紹介
村住 彰彦(むらずみ あきひこ)先生
医療法人社団うめや歯科クリニック理事長・院長(北海道札幌市)
(AO)オステオインテグレーション学会アクティブ会員
ヨーロッパオステオインテグレーション学会アクティブ会員
国際歯科コンピューター化(ISCD)学会公認セレック指導員
診療科目:歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科
日々の臨床治療のほか、海外の国際学会などへ参加され、最先端技術を研修・習得されている。
【うめや歯科クリニックのウェブサイト】
http://www.ne.jp/asahi/tinti-vincenzi/a.murazumi/
導入製品
アーム型X線CT診断装置Alphard series
全ての人への「やさしさ」をコンセプトに開発したAlphardシリーズ。ドクターの診療目的に合わせて、デンタルCTからセファロCTまでの多様な撮影モードを標準装備しています。FPD(フラットパネルディテクタ)と最先端の技術により、精度の高い3次元画像を得ることができ、より正確な治療の方向づけに役立ちます。
Alphard VEGA導入までの経緯
平成2年6月 | 北海道札幌市に開業 |
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平成18年10月 | 当京都本社工場見学 |
平成19年1月 | 「Alphard VEGA」を導入 |
3D X線CT装置「Alphard VEGA」を、インプラント治療を中心に活用されている村住先生に「導入に至った経緯から、実際の画像診断においての変化」を中心にお話を伺いました。
- Alphard VEGAを導入されようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
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数年前から歯科用CTの存在は知っていました。
しかし当時は、まだ装置的にも大型で、技術的にも一般の歯科医院が導入するレベルではないと感じていました。
最近になり、知人の歯科医師が歯科用CT装置を導入し、実際に使用していましたので見学に行ったことがありました。そしてCT画像を用いた診断計画による神がかり的なオペを見たときに、CTというのは、診断においてとても大事な装置だなと感じました。Alphard VEGAは、頭部のほぼ全ての領域を撮影できる
その後、インプラントの治療計画から埋入までの一連の治療を、より安全で正確に行うための臨床応用システムを知りました。
これを使用すれば、患者さんのCTスキャンデータをもとに、非常に精度の高いサージカルテンプレートが製作でき、より安全性にインプラント埋入をすることが可能だなと思いました。
また、インプラントを希望する患者さんが数年前に比べて増えてきたということも大きな要因でした。
そして、今まで市内の医院へCTの撮影依頼をしておりましたが、当院にも歯科用CTを導入しようと決断しました。それから朝日レントゲンさんの京都本社へ装置見学のため訪問し、CT画像を見せてもらいました。
画像に関しては、0.1mmの分解能を持っているので、さすがに鮮明だと感じましたね。
そして、画像データと当院のシステムとの互換性も確かめることが出来たということも非常に重要な要因でした。また、高額商品を購入するわけですから、信頼できる企業から購入したいと思っていました。
朝日レントゲンさんは、歴史も長く、「MADE IN JAPAN」の歯科用レントゲンに特化したメーカーということで、安心して導入いたしました。CT室とオペ室
- 導入後、画像診断において、従来の2次元画像とはどのように変わりましたか?
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患者さんも理解しやすいというMPR画像表示
インプラント治療の場合でいえば、圧倒的な治療計画の時間短縮です。従来法では、手術の開始から最終補綴物のセットまで、最低でも8ヶ月程度必要だったフルブリッジの症例が、CT装置をはじめとするデジタル機器を利用し、計画を立てた場合では、上顎8本のインプラント埋入手術では、2時間程度で完了するようになりました。
また患者さんへの説明においては、病巣などの様子がMPR画像(断面画像)でよく理解してもらえるようになり、治療までがスムーズになりました。
術者にとっても、患者さんにとっても劇的な変化がありましたね。
- それでは最後に、先生の今後の展望を教えてください。
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患者さんというのは、非常に千差万別です。ですから、その人に最適の治療方法を見つけることが私の仕事だと思っています。今は、CTという装置を導入してその最適な治療方法を見つける手段を広げたいと思っています。例えばインプラントや歯周病、抜歯という治療以外にどのように効果を発揮するか、それをこれから探し出していければと考えています。 そして、Alphard VEGAを診断装置という枠を超えた治療装置として利用できればと思っています。例えばインプラントを埋入するためのガイドを患者さんに装着して、CTの撮影をする。画像を診断して、何も障害がないということがわかれば非常に有効だと思っています。
本日は、貴重なお話をどうもありがとうございました。