朝日レントゲン

Cases導入事例

「MORE DIGITAL Series & more ADR series」導入事例

ほりべ歯科クリニック様

堀部 尊人先生

院長紹介

堀部 尊人(ほりべ たかひと)先生

ほりべ歯科クリニック院長
「コワくて足の遠のきやすい歯科から、笑顔で来院してもらえる歯科へ」をコンセプトにした歯科医院を開業。いち早くデジタルシステムを導入し、デジタルの有効利用方法をスタッフとのミーティングなどで日々研究されている。

導入製品

カウンセリング・アニメーション・ソフトウェアNEO DENTALi3

「NEO DENTAL i 3」は、検査方法、検査結果、診断、処置、術後説明、予防など、各シーンごとの豊富な症例情報と治療方法のカウンセリング・アニメーションを備えています。治療の必要性や注意点を患者さんに理解してもらうことにより、術前、術後の不安を効果的に緩和することができます。

MORE DIGITAL Series & more ADR series導入までの経緯

国立岡山大学歯学部をご卒業後、京都市内の歯科医院に勤務。インプラント、小児歯科、矯正などを専門に臨床に携わる。
平成15年初旬 開業を決め、当社ショールーム見学のため来社(京都本社)
平成15年7月 京都市北区に開業 現在に至る

当社MORE DIGITAL Series & more ADR series製品を、日々の診療にご活用されている堀部先生に、導入に至った経緯から、画像診断やインフォームド・コンセント時の有用性についてお話を伺いました。

弊社装置を選定されたポイントは何だったのでしょうか?

朝日レントゲンさんの画像は素晴らしいですし、これまで使用していた装置(Hyper-X CM)もとても気に入っていたので、CT導入の際も他社比較はあまりせずに決定しました。今まで朝日レントゲンさんの装置を使用していたので、今後も同じように使用できるという安心感に加えて、私は朝日レントゲンというブランドは矯正の画像診断分野でNo.1だと思っています。また、セファロ画像の画質を重視しました。

SOLIOのモデルに関しては、セファロ撮影と同じ顔面全体の範囲をCTで撮影すると被曝も多くなりますし、大きなFOVでの撮影は、外科矯正の手術を担当される先生の方で撮影をされるでしょうから、私の方ではある程度のFOVが撮影できるCTがあればよいと考えて、AUGE SOLIO Z CMに決定しました。同装置をすでに導入している複数の知人にも、使用感や使用状況などを聞きましたが、良い意見が多く、その意見も判断基準となりました。

ご開業当初から、X線画像のデジタル撮影・管理をお考えだったとお聞きしましたが、最大の理由はどのようなことだったのでしょうか?

元々、勤務していた歯科医院では、フィルム撮影を行っていました。フィルム管理の手間、現像時の廃液処理の手間・コスト、現像待ちや現像ミスによる時間のロスなどは気になっていましたね。
独立して開業をしようと考えたときに、様々な手間がなくなる院内LAN・デジタル化の効率性と有用性を知りました。それで、朝日レントゲンさんのショールーム見学に行かせていただきました。 ショールームで画像を見た瞬間、正直驚いたんです。他のメーカーの画像はいくつか見ていたのですが、圧倒的に画像がよかった。これなら、納得いく画像診断が可能だろうなと思い、購入を決断しました。

実際に導入されてMORE DIGITAL Series & more ADR seriesの製品は、いかがでしたか?
当たり前のことですが、やっぱり「画像がキレイだな」と(笑)
導入前にCCD方式とIP(イメージング・プレート)方式で悩みましたが、今では投資を少し多くしてでもCCD方式にしてよかったと感じています。それは、撮影から画像表示までが速いからです。
撮影して患者さんがチェアーに戻る前に、画像がチェアーサイドのPCのモニターに表示されている。 スタッフも私も1人の患者様に接する時間に余裕ができました。
患者様の納得のいく説明が十分に出来るようになりましたね。

時々、開業を考えられている他の先生方にその話をします。そして、実際にクリニックの見学にいらっしゃるのですが、「撮影から画像表示までのスピードと画像の鮮明さ」に皆驚きますね。

画像の鮮明さは、画像診断に直結すると思いますが、実際の有用性を感じられる場面はありますか?

当医院の場合は、小児の患者様が特に多いので、画像が鮮明でないと困るんです。混合歯列の画像がクリアに見えていると、いろいろな情報がそこから得られます。
さらに、画像が鮮明だとインフォームド・コンセントもスムーズに行えるという利点もあります。例えば、付き添いのお母さんの反応がフィルム画像の時と全然違う。

ADR NEOの簡単な印刷機能
「よく見えますね、すごいですね」と。さらに、普段は目に見えない永久歯がたくさん見えるので、「我が子の成長のようなもの」も同時に感じているようです。だから撮影した画像などは、ADR NEOの印刷機能を使ってプリントアウトして、おみやげに持って帰ってもらう事もあるんですよ。

操作が簡単なので、手間とは感じないですし、それが再来院のきっかけになりますしね。

ADR NEOのレンズ拡大機能(ペンタブレットでスムーズに操作できる)

もしかしたら、家に飾ってくれてるかも知れませんね(笑)。

また、子供さんは、私が何回か操作しているのを見て、ちょっと目を離すとパノラマの画像を拡大してたりするんですよ。覚えてしまっているんです。
でも、好奇心旺盛な子供さんが興味を持って見てくれると、親しみやすさを感じてくれてるのかなと嬉しくなりますね。

小児の患者様も簡単に覚えてしまうというデジタル画像情報ソフトADR NEOの操作性はいかがですか?

実は、当医院のスタッフの何人かはパソコンが苦手なんです。私も苦手です(笑)。だから導入時に多少の不安はあったんですよ。でも、実際導入してみると、ほとんど問題なくスムーズに対応できていたんです。 その理由は何かなと考えると、やっぱりアイコンがイラストなので直感的に操作できるんですよね。

しかも、右側にレイアウトされているからペンタブレットで操作しやすい。使う人にやさしいですね。
また、ADR NEOは、いろいろな機能を備えていますが、基本的に使用するものは決まっていますから、迷うこともないんです。特に、よく使うレンズ拡大や鏡像反転などは便利ですね。操作を意識する必要がないんですよ。本当に直感的です。

ADR NEOのオプションであるカウンセリング・アニメーション・ソフトウェアNEO DENTAL iもご使用いただいておりますが、カウンセリング効果を感じる瞬間はありますか?
私がよく使うのは「智歯」などの説明ですね。パノラマ画像を表示している状態で、部位を説明します。そのあとNEO DENTAL i のアイコンをクリックして、「智歯のトラブル」などを動画アニメーションで見てもらう。 智歯(親知らず)が出てきて、その後引き起こされるトラブルを患者様がイメージしやすいようです。

最近、智歯のトラブルを抱えた方がたくさんいらっしゃったのでこの話をしているのですが(笑)。
でも、NEO DENTAL i だけで説明しているわけではなくて、手作りのツールや資料も合わせて患者様に説明するようにしているんですよ。
つまり、患者様の理解度によって、アプローチの仕方をいろいろと変えるわけです。
その資料作りの参考にもNEO DENTAL iのアニメーションは参考になります。

だから患者様だけでなく、皆が助かっているんですよ。 アニメーション・カウンセリングソフトウェアNEO DENTAL i
これからは、「画像取り込み機能」などを使って、症例の参考画像などを表示して、分かりやすい説明をできればなと考えています。

正直、ADR NEOもNEO DENTAL iも機能が豊富なので、まだ3割ぐらいしか使いこなせてないんじゃないかな。だからもっといろいろと使いこなせば、患者様の理解度もはるかに向上すると思いますね。

デジタルシステムの運用という面において、何か心配な点はありませんでしたか?
私も含めパソコンに詳しいスタッフが少なかったので、万が一の時にという不安はありました。
でも、何かあったら電話サポートでの対応やメンテナンスの方がすぐ来ていただけるので、安心しています。
最後に、デジタルシステムの有効活用を含めた今後の展望をお聞かせください。
これは私自身大事にしていることなのですが、「歯を治療するのは大事な事だが、それは最終的な目的ではない。地域の皆様のお口の中の困りごとを取り去り、快適な生活・人生を応援したい。
ほりべ歯科クリニックは、皆様の健康のサポーターとして貢献していきたい」と考えています。そして、患者様に予防などの意識改革を押しつけるのではなく、このデジタルのツールをうまく利用して、自然に意識していただける診療を続けていきたいです。

例えば、ケア(予防)とキュア(治療)を分けるという発想がまさにそこだと思うんです。
ですので、将来的には、ケア(予防)の方向性を今以上に充実させていきたいと考えています。

本日は、貴重なお話をどうもありがとうございました。


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