技術・機械設計植田さん

PROFILE

近畿大学大学院　生物理工学研究科　修了

まずは所属部署の説明をお願いします。

技術部の機械グループに所属しています。
X線装置の筐体設計や機構設計を担っている部署で、社員4人と派遣の方が在籍しています。
開発案件ごとに担当者が決まってはいますが、全員が個々に業務を行っている訳ではなく、定期的に意見交換を行いながら業務を進めている風通しが良い部署です。

植田さんは具体的にどういう仕事を担当していますか？

既存装置の改善・改良や特注品設計などを担当することが多いです。具体的には、製造現場やメンテナンス部門から「作業しにくい」「トラブルがあった」という意見をもらった時に対応策の検討をしたり、顧客のニーズに合わせて特注仕様の部品設計などをしています。
入社から4年たち、一人で対応できる仕事が徐々に増えてきて、最近は新規開発に関係する業務にも携わっています。

1日の大体のスケジュールを教えてください。

スケジュールは日によって違いますが、3D CADを使って設計を行う時間が一番長いです。構造検討、部品の3D作成、組み立て、機構確認などの業務ですね。特に3D上での組み立て後の作業では、仕様を満たしているか、実際に組付けられるのか、荷重や安全面に問題はないのかなど、確認しないといけないことが多いため時間がかかります。
CADを使った業務以外では、グループ内や協力業者との打合せを行ったり、試作品の評価、マニュアルの作成を行ったりもします。
仕事は定時に終えることが多いですが、残業するときは19時ぐらいまで残ります。早く帰るときと残業をするときでメリハリを付けて働くようにしていますね。

仕事でやりがいを感じる部分はどういうところですか？

自分が改善にかかわった件に関して、装置の組立や据付を担当している方から、「改善して作業性がよくなった」などの感想を言ってもらえるとやりがいを感じますね。
あとは試作評価でトライアンドエラーを繰り返しているとき、少しずつでも改善の効果が出るとやりがいを感じます。失敗してもあまり落ち込まない性格なので、次こそはという気持ちでいつもチャレンジしています。

仕事で大変な部分はどういうところですか？

常に勉強して知識を増やしていかないといけないところですかね。医療機器なので適当なものは販売できないので、機械の設計・製造に関する知識のことも、対応するべき規格のことも知っておかないといけないので日々勉強です。ネットで情報収集も欠かせないですね。

仕事で大事にしていることや意識していることはありますか？

設計のこともそれ以外のこともそうですが、物事を突き詰めて考えるように意識しています。「なんでこうなるの？」を掘り下げていく感じですね。
あとは人に何かを説明するときは、なるべく分かりやすく伝えられるように心がけています。

朝日レントゲンへの入社を決めた要因は何ですか？

大学の研究室の先生が研究に使う器具を自分で作るような先生だったので、機器を自作する事に興味を持ちました。また、大学で医療機器に関する勉強をしていたので、新しい医療機器の開発という形で社会貢献がしたいとも考えていました。医療機器の機械設計に絞って就活を始めましたが、大学で製図や理工学などを学んでいた訳ではないので、機械設計ではなかなか内定が出なくて・・・。それでもあきらめずに就活を続けて、朝日レントゲンで内定をもらえたので入社を決めました。

入社後に感じたギャップはありますか？

朝日レントゲンだからというギャップではないですが、社会人になると全部のことを自分でやらないといけないので、やっぱり学生とは違うなというギャップは感じました。
朝日レントゲンのギャップは・・・会社の外観は古いけど新しいことをやろうとしていることですかね（笑）でも、もうすぐ新しい社屋になるのでそのギャップもなくなります！

朝日レントゲンに入社して良かったと感じることや成長したことは何ですか？

未経験の状態から設計の仕事を始めましたが、設計の仕事が楽しくて自分に合っているなと感じるので、あのとき諦めずに就活を続けて本当に良かったと思っています。
多分、未経験の人間にチャンスをくれるような、「色んなことに挑戦すればいいよ」という雰囲気も、私に合っているから楽しく仕事ができているのだと思います。